虎屋の進むべきみち「藍心道」

江戸時代初期の明暦三年(1657年)、千葉佐原村から営み始めました。 以来360年余り。虎屋の進むべきみち「藍心道」の教えをもとに、 御菓子の伝統を一子相伝で受け継ぎ、守り続けて参りました。

「藍」 虎屋の藍で美しく包む

海、空、虹。日本の原風景の「藍」。 のれん、半纏、風呂敷。人々の暮らしを彩る「藍」。 古くから親しまれ、私たちの心に刻まれてきた日本魂の藍色が、 虎屋の伝統色として受け継がれております。 「藍」の花言葉は、美しく包む。 愛をもって藍で美しくお包みいたします。

「心」 虎屋の末廣八つの心

人、街、企業とのご縁を大切に、 心を贈り、心を伝え、商いを受け継いで参りました。 これからも虎屋の末廣八つの心とともに、精進して参ります。
<末廣八つの心>
おもてなしの心 感謝の心 敬う心 装う心 
幸せを祈る心 素直な心 手塩にかける心 親切の心

「道」 虎屋の菓子道

茶道、華道、書道、剣道、弓道そして菓子道。 道という言葉がつくる、日本独特の文化。 損得や、勝ち負けよりも、礼を重んじ、 相手を敬い、感謝の念を忘れない。 自分を磨き、高め、境地に至る「道」。 これが虎屋の菓子道でございます。

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虎屋の健康経営

「健康経営」とは、経済産業省が推進している日本再興戦略、未来投資戦略に位置づけられた「国民の健康寿命の延伸」に関する取り組みの一つです。企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことで、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、業績向上につなげるものです。
虎屋では、この取組みを参考に健康経営を目指して、邁進しております。

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虎屋のSDGs

SDGsとは、2015年9月国連で採択された「持続可能な開発目標」です。「誰一人取り残さない」という理念のもと、17のゴール、169のターゲットから構成されています。当店は明暦3年(1657年)から代々和菓子屋を営んでおりますが、この歴史を繋げて行く為にはSDGsの理念が必要不可欠だと考え賛同しています。 そして、現在4つの項目に貢献しサスティナブルな経済・環境・社会づくりに取り組んでおります。

1. こだわりの素材

安心安全に食べていただくため産地に赴き、生産者さんたちの思いや声を聞きました。
そこから伝わってくるものは、私どもと同じ『食べた人を笑顔に、幸せに』でした。
これからも生産農家さんたちの思いと共に、笑顔になれるお菓子作りをしてまいります。

2. フードロスを減らす

製品を作る際どうしてもロスになってしまうリング状の生地がありました。このまま食べても十分おいしいのに破棄してしまうのはもったいないとの思いから、この生地をオーブンで焼きラスクとして生まれ変わらせる事に成功。
リング状の形態から、御縁(御円)がある縁起菓子として大変好評を頂ける商品となりました。

3. 働き方への取り組み

当店は多くの女性スタッフが活躍しています。
和菓子屋での経験がゼロであっても、今までの経験や得意分野を生かして会社運営に貢献してくれています。また、子育てと仕事が両立できるよう勤務時間を短縮するなど、一人ひとりが輝ける会社作りを進めています。

4. 地域とのつながり

御菓子司虎屋は、昔水運で栄え小江戸と呼ばれる千葉県佐原にあります。古くからの建物がたくさん残るこの地は、伝統文化を大切にし、それをしっかりと後世に伝承する取り組みがあります。
当店も四季折々のお菓子を作り、その意味を伝え歳時の大切さを守っていきます。